推拿とは
アプローチ1 整体観
1.中医学では、人体を一つの有機体と考え、人体を構成している各部分は切り離してしまうと意味がなく、それぞれの機能は相互に強調して助け合い、影響を及ぼしあうと見る考え方
2.また、人体と自然環境は深く関係しており、相互に関連しあって統一体をなしていると見る考え方
なので、楽土では
『身体は全て繋がっている。身体の声を聞いてみよう。』ということを大切に、お客様の身体の声や関係しあう症状、季節に影響される変化をキャッチする事を心がけています。
例えば舌には身体のバランスが表れます
舌は五臓六腑の状態を反映すると言われています。
楽土では中医学的にどこの臓腑が弱っているかを、舌診によって把握し、一人一人にあった施術を組み立てていきます。
苔の厚い舌
消化がうまくいっていない可能性があります。
ゲップがたくさん出たり、胃腸の不調などを感じていませんか?
歯の痕がある舌
身体に余分な水分が多い状態です。足がむくんだり、身体の重さやだるさを感じたりしていませんか?
舌先が赤い
消ストレスを多く感じているかもしれません。不眠、ドライアイ、後頭部の痛みなどありませんか?
舌全体が白い
身体全身の気が不足しているかもしれません。やる気が出なかったり、寒さを感じたりしていませんか?
アプローチ2 弁証論治
弁証論治とは簡単に説明すると「証(しょう)を弁(べん)じて、治を論ずる』こと。
つまり『その時点の病の本質(証)を、分析・分類し(弁)、治す方法を論理的に決定する』ということ。
証を分析・分類するのに、【気・血・水】や【陰陽五行】のバランスを見ていきます。
【気血水】とは?
中医学では『気・血・水』は全身をくまなく流れており、これらが正常に流れることで人間は健康を保つことができると考えています。この『気・血・水』のどれかが1つでも、不足や多すぎ、滞りがあるとバランスが崩れて身体に不調が現れると考えられています。
- 気
- 生命活動の原動力体を温める、消化吸収をする、ウイルスの侵入を防ぐなどの役割をしています。
- 血
- 血液そのものを表し、全身に栄養・潤いを運んでいます。臓器の動きや精神の安定にも必要不可欠です。
- 水
- 血液以外の水分でリンパ液や汗、唾液も含まれています。全身に潤いを与え、臓器や筋肉・関節の働きをなめらかにします。
陰陽五行とは?
- 陰陽説とは?
- 万物は陰陽という二つの気の相互作用で生み出され、発展し、変化しているという考え方。
- 五行説とは?
- 万物は、木、火、土、金、水(もく、か、ど、ごん、すい)という五つの基本物質で出来ているという考え方。人体の臓器も、木は肝、火は心、土は脾、金は肺、水は腎と当てはめて、五行の特性に基づいて分析する。